2007年05月14日

12才の頃


日曜の朝:
N○Kの者と名乗る怪しい人物がピンポンと来た。なんとか門前払いしたが、折角の日曜の朝の雰囲気が台無しに…。

もうひとつのN○K:
灰谷健次郎が昨年亡くなっていた事をその日の夜N○Kを観て知った。ETV特集「灰谷健次郎×柳美里〜“いのち”を知る旅〜」。柳美里は、灰谷氏が存命中、灰谷氏が描く愛し愛される子供像を「異様」などと言い批判めいた事をしたらしい。番組は、その柳美里が灰谷ゆかりの地や人達に会いに行き、灰谷の足跡を辿るというもの。彼女の本は読んだ事がないけれど、灰谷が描く子供像とは対照的な描写がされているようで、それは彼女の決して幸福とは言えない幼少期の体験からきている、という。

彼女が「太陽の子」や一連の灰谷作品を読んだのが12才の頃。私も小5くらいの時に担任の教師から「太陽の子」と「兎の目」を貰って読んだ。特に「太陽の子」は印象に残っていて、主人公のふうちゃんや彼女を取り巻く人々、物語の中に描かれていたふうちゃんが住む神戸の町の雰囲気をよく覚えている。柳美里は、灰谷の本の中で「人を愛するということは、知らない人生を知るということだ」と読んだ時、自分のこれまでの12年の人生を誰も知ろうとしなかった(=誰も自分を愛しようとしなかった)事を想い号泣した、と言っていた。同じ12才でこんなにも捉え方や感じ方、読みの深さが違う事に驚く(こんな私と勝手に比べられる柳美里にはいい迷惑だろうが)。この感受性が彼女を今作家たらしめているのね、と勝手に納得、感動、チョビっと泣いた。

以前柳美里が灰谷と何かの番組でゲストとして招かれた時、あまりの意見の相違に番組終了後灰谷に「あなたは僕の本を読んだ事がないのでしょう?」と聞かれたそうな。「いいえ、全て読んでます」と答えたところ、「それなのに、何故(そんな事を言うのか)?」と言われたらしい。それを番組中思い出しながら彼女は、「灰谷さんに私の12才の頃の事をお話しなかったのを後悔しています」と言っていたのが強く印象に残った。

今日のお昼: 陳健一の焼きソバ

posted by R-73 at 18:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月09日

今週無事乗り切れますように。


紫外線の時期:
着実に色が黒くなっている。GW中は田舎にて釣りこそしなかったが、段々畑(地元では“だんばた”と呼ぶ)に登ったり、高知の入野海岸に出向いたりして太陽を沢山浴びてきたので、やむを得ない結果としておこう。おそるべし紫外線。

Smoke Signals:
昨夜BSであった映画“Smoke Signals(1998:カナダ・アメリカ)”が最高だった。後半の1時間しか観れなかったけど。居留地に暮らすネイティブアメリカンの若者二人が主人公で、ネイティブアメリカンの人達が直面する現状や父と子の関係、許しについてがメインテーマとしてある。その映画の中で使われている音楽がまたクール。主人公二人がグレイハウンドバスに乗ってアリゾナまで旅をするのだが、その時に流れる"John Wayne's Teeth"は英語の歌詞をネイティブアメリカンのボーカルで歌ったもの。歌詞は:

John Wayne's teeth, he-ya-he!
Are they false? Are they real?
Are they plastic? Are they steel?

というもの。もう最高!

主人公の一人、Thomas Builds-the-Fireの語り口調は味があって、いつまでも聞いていたい感じ。ネイティブアメリカンの人達はすごく穏やかな人達だ。彼らは囁くように話す。また、自分達の文化に誇りを持っている。考古学のクラスでネイティブアメリカンの生徒がいて、いつも穏やかな彼が若い教授のネイティブアメリカンに対する失言に怒り狂って抗議した事があったのを思い出す。

今日の4つのキーワード:
Love. Madness. Hope. Infinite joy.
(from The God of Small Things by Arundhati Roy)
posted by R-73 at 19:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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